交通環境情報のニーズ・シーズのマッチングを促進するポータルサイトが限定公開されました

株式会社NTTデータ（以下：NTTデータ）が、2019年9月から、内閣府が実施する「戦略的イノベーション創造プログラム^注1（SIP：エスアイピー）第2期自動運転（システムとサービスの拡張）」（以下、「SIP自動運転」）の取り組みにおいて、交通環境情報ポータルサイト『MD communet™』を構築し、11月から第1次参画企業・団体に限定して公開しました。本ポータルサイトは、2021年春の一般公開を予定しており、それに先駆けて2020年11月10日～12日に開催される『SIP-adus Workshop 2020』^注2にて、ポータルサイトのコンセプトムービーの上映を行いました。

MD communetは、世の中に散在するモビリティ分野の多種多様な交通環境情報を集約し、企業・団体同士のコミュニケーションの場を提供することで、データ提供者とデータ利用者の新たなビジネス創出、ビジネスマッチングを支援するポータルサイトです。今回の限定公開により、2021年春の一般公開までにさらなるサービス整備や掲載データの拡充が進められる予定です。

NTTデータは今後、参画企業、団体等への呼びかけや、ユースケースの創出を継続的に実施し、利用者からのフィードバックを受けながら、SIP第2期の期間後も持続的にポータルサイトの利用促進が進められるよう、サービス拡充や推進体制の構築も実施していると明らかにしました。

背景

NTTデータは、昨年度国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構（NEDO）が実施した「SIP自動運転」のうち「自動運転・運転支援に係るアーキテクチャの設計及び構築のための調査研究」の公募に採択され、本事業に参画しています。本研究開発では、自動運転を実現するための高精度3次元地図データや、道路交通データ、車両プローブデータなどの交通環境情報の利活用環境を整備・提供するため、地理系データを利活用するためのアーキテクチャを設計し、データ検索やニーズ・シーズのマッチングを実現するポータルサイトを開発しています。さらに、先進的な交通環境情報を活用した東京臨海部/都市部におけるフィールド実証を実施しています。

これまでポータルサイトの実現に向け、複数地域でのアプリケーションによる実証実験を経て構築・評価を進め、このたびMD communetとして一部会員企業・団体限定で公開することとなりました。

概要

MD communetは、交通環境情報のニーズ・シーズのマッチングを促進する交通環境情報ポータルサイトです。交通環境情報の活用によって社会課題の解決や新たな価値を創造するため、データ提供者とデータ活用者の双方にとって魅力のある情報交換の場を作り、その結果として世の中に埋もれているさまざまなデータを、積極的に活用できるデータ連携・流通を促進するためのしくみの構築・普及促進を目的としています。

リアル/サイバー上でのデータ、サービス、人、情報が集まる場の提供

データ、サービス、企業をつなげるビジネスマッチングの機会提供

データ流通ビジネス促進のための支援

今後について

NTTデータは、今後2021年春のポータルサイト一般公開に向けてサービス整備や掲載データの拡充を進め、あわせて、MD communetをPRしていくためのイベントやセミナー等を開催していくと公表しています。

注釈

本件に関するお問い合わせ先

MD communet　お問い合わせ窓口
mdcommunet＠am.nttdata.com