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自治体における除雪業務負担軽減に向けた実証

ドライブレコーダーによる動画や車両プローブデータ等のデータを活用することで、豪雪地方における道路パトロールによる路面状況調査や道路除雪業務における出動判断の代替可能性、精度向上の可能性を検証した。

実証で作成した気象・車両走行情報ダッシュボード

本実証の対象エリア(赤のライン上にてドライブレコーダー動画を収集)

実証で収集したドライブレコーダー動画

特長・提供価値

リアルタイムで収集されるドライブレコーダーの動画に基づいて、遠隔地から路面状況の把握を行うことが可能になる。また、車両プローブデータや気象情報から交通状況を分析し、積雪や凍結等による交通支障の兆しを検知することで、膨大なカメラ画像・動画の中で見るべきものを絞り込むことができるようになる。

データ活用のアイデア

モビリティデータ  x  気象データ  x  豪雪地帯  =  除雪業務効率化

  • 利用データ(インプットデータ)
    • ドライブレコーダーによる動画
      →自治体内に設定した複数区間における様々な気象条件下での路面情報
    • 車両プローブデータ
      →自治体内複数区間における平均走行速度
    • 気象情報
      →降雪量、積雪深や気温情報
    • 車載カメラによる定点画像
      →同一地点における様々な気象条件下での路面情報
    • 加速度センサー
      →設置車両にかかる振動情報
  • 処理結果データ(アウトプットデータ)
    • 交通環境情報ダッシュボード
      →自治体内複数地点における気象情報(降雪量、積雪深、降水量)と平均車両走行速度をダッシュボードに集約。
    • ドライブレコーダー動画モニター
      →ドライブレコーダー搭載車があらかじめ設定したエリアを通過すると、そのエリアの走行動画を自動的にクラウドサーバにアップロード。遠隔でリアルタイムに自治体内の広範囲の道路状況をチェックすることが可能。

本ユースケースの座組

秋田県横手市の協力の下、ドライブレコーダー及びその動画データを提供するアルプスアルパイン株式会社、カメラによる定点画像を提供するパイオニア株式会社、気象情報を提供する株式会社ハレックス及び車両プローブデータを提供するHERE Technologiesとも協力して実証実験を行った。
MD communet運営は、サービス提供者として、自治体から課題のヒアリングを行い、サービス企画を実施するとともに、データ加工者として、データの選定、データ可視化ダッシュボードの作成を行っている。

利用データ情報

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