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デジタコデータを用いた荷待発生状況の可視化

運送事業者の所有するトラックに搭載されたデジタルタコグラフ(以下、デジタコ)のデータや社内システムから得た出荷情報等を活用し、これまで正確な把握が困難であった、集荷・配送時における荷待時間発生状況の可視化を行った。定量的に分析した情報を可視化することにより、荷主企業と運送事業者間で、正確な荷待ち時間の発生状況に係る認識を共有でき、改善策検討に向けたアクションに繋げることができる。

実証イメージ

可視化イメージ

特長・提供価値

トラックドライバーの長時間労働改善は業界における大きな課題である。荷主都合により発生する荷待ちや荷役作業は、長時間労働を生む大きな要因であるが、これらにかかる時間を正確に記録・把握できている現場は極めて少ない。こうした数字を可視化し、運送事業者と荷主企業が共有することで、トラックドライバーの労働時間短縮や負担軽減に向けた対策検討を進めることが可能になる。
実際に、荷主企業と運送事業者の協議の場では「このように荷待ちの実態が共有できれば、定量的情報に基づいて、長時間荷待ち等への対応について意見交換することができる」「具体的なデータに基づいて着側荷主企業に対して改善のアプローチが可能となる」といった意見が聞かれ、発側、着側双方の荷主企業がこうした荷待ちの実態を共有すれば、より効果的な長時間荷待ちの改善につながることが期待できる。

データ活用のアイデア

モビリティデータ

x

物流

=荷待時間削減、長時間労働是正

  • 利用データ(インプットデータ)
    • デジタルタコグラフに記録された運行データ
    • 社内システムの出荷情報(製品情報、数量や仕様、出荷先および住所、出荷日時等)
  • 処理結果データ(アウトプットデータ)
    • 地点別合計待機時
    • 地点別待機発生回数
    • 地点別平均待機時間地点別最大待機時間
    • 地点別最大待機時間日付、曜日 等
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